とりあえず無事学校に到着。娘を見ると顔面蒼白っ!口は真一文字なものの、健気にもなんとか笑顔を作ろうと頑張っている。それを見ている私までなんだか顔が引きつりつつ、校内に入って行きました。
入学手続きをすませ、担当してくれた女性が「制服はまだ用意していないようですね。でも大丈夫ですよ、毎週水曜日にユニフォームショップがあいていますから、今日、明日は私服で過ごしてくださいね。」と言われ、きっとほかにも今日スタートする生徒がいるだろうから、ま、いっか、と軽い気持ちでいました。ところが、他にも新・転入生がいたのにもかかわらず、なぜか皆きちんと制服を着用している、、、なんでっ!?そうこうしている間に娘のクラスの女の子たちが、娘を迎えにきてくれました。
娘に「あなたは今日から私たちのクラスよ!よろしくね、私○○、こっちが○○です。」と自己紹介をしてくれました。娘も何とか「ハロー」に続けて自分の名前を言って、あとはとにかく笑顔でごまかしていました。いいのだ、いいのだ、そうだ、笑顔、笑顔を忘れるなぁ~!と二人に挟まれて小さくなって歩いていく娘の後ろ姿を見送りながら、しばし立ちすくんでいました。
すると、受付の女性にAssemblyがあるから行かれたらどうですか?と言われ、案内されてホールへ行きました。(Assemblyとは日本で言う朝礼で、通常週に一度程度行われます。保護者も見学できます。)しばらくして生徒たちが続々と入って来ました。おっ!いたぞ!制服姿の生徒の中でひときわ目立つ私服姿の我が娘!かなり注目を浴びている。私の隣にいたお母さん、何だか察したようで、「あの女の子、あなたのお嬢さん?」と聞かれ、「そうなんです、おととい日本から来て、今日からこちらの学校に通うことになったんです」、と言ったら、「えーっ!たった二日前に来てすぐ学校に来たの?!」と驚かれ、あーやっぱりもう少し余裕をもって準備するんだった、とちょっと反省。
オーストラリアの国歌斉唱に続き、校長先生が新入生を紹介しました。名前を呼ばれた子はその場で起立。私服姿に加え、日本から来た、と紹介されると、ちょっとざわめきが。日本からの留学生は娘が初めてだったのです。
Assemblyが終ると皆、各クラスの担任の先生に連れられて、教室に戻りました。私も娘のクラスまでついて行き、先生にあいさつをしました。とっても明るい大きな?女性で、娘は英語が全く分からないことを先生に伝えると、大丈夫、心配いりませんよ。子供はすぐ慣れるし、クラスメートもみんな助けてくれますから、と、なんとも大らかなコメント。初日でもあるし、きっと「お母さん、今日は付き添われますか?」と問われるかなぁと思いきや、「じゃ、お母さん、3時半に授業が終わりますから、その時間に迎えに来てくださいね!」と暖かく、何とも自然に追い出されたのでした。
3時半になるまで、一体私は何度時計を見ただろうか?お昼には腕時計を見つめながら、”お弁当に持たせたサンドイッチ、きっと緊張のあまり喉を通らないんだろうなぁ、” ”英語だけの授業、英語だけの休み時間、大丈夫だろうか?”と頭の中で色々と想像しながら、帰宅したらどうやってまた明日に繋げるか、と思いを巡らしていました。
待ちに待った3時半。終業のベルとともに生徒たちが出てきました。いたっ!えっ!うそ~っ!笑ってる、満面の笑みを浮かべて、友達と一緒に楽しそうに歩いてくる娘の姿!私はこの6時間を費やして、あれやこれやと頭の中でひとりで質疑応答を繰り返し、“傾向と対策”を用意したはずが、それらを披露する機会を完全に逃したのでした。
ほっぺたを紅潮させながら「ママーっ!学校すっごく楽しかった!お弁当も美味しかったよ、ありがとう!」と言う娘。その姿はとっても、とっても輝いて見えました。
子供って、親の想像をはるかに超える適応力と力強さが備わっているんだなぁ、とつくづく思い知らされました。結局、この日、一番ドキドキしてたのって、もしかして、ワ・タ・シ?だったのかもしれません。



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